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2019年3月 6日 (水)

今期も始まります

3月に入り、今期も少しずつ準備にとりかかっています。

今年は例年よりも暖かい気候が続き、お休みモードだった旦那もそわそわ。
「そろそろ種をまかなければ!」
暖かくなるとそんな気持ちが沸き上がってきます。
農閑期はありがたい事に、しばし羽を伸ばせました。
会いたい人に会え、東京の刺激を受け、やっぱり自分の所の野菜が食べたいなーーー
そんな気持ちになってきたら仕事開始です!
3月と言ってもまだまだ佐久穂町は寒いので、まずはハウスの中での栽培から始めます。
冬の間にハウスにぎっしり育った作物も、全て売り切って片付けちゃいます。
トラクターで耕して、土をふかふかにしてから「太陽熱をかける」という作業をまずやります。

Dsc_0911
厚手のビニール素材の生地を畑一面に敷いておき、しばらくおいて太陽の熱をがんがん吸収するようにしておきます。
ハウスは密閉すれば太陽の熱だけで、ハウス内の温度はどんどんあがっていきます。
そうすると土の温度は上がっていき、雑草の種が死滅するので除草剤を使わなくても済むんです。
これぞ自然の力。そして知恵!!
この方法を知ったときは結構感動しました。
ハウスだけでなく、露地の畑にも利用する方法です。
私たちは薬を使わない農業をしているので、除草剤でなくこういういった方法で雑草の対処をしています。
まあ、100パーセントではないのですけどね。(全く雑草が生えないわけではないです)

その他、苗を作るための温床づくり。
以前は糠などを入れて、発酵させて温床の温度を上げるやり方をやっていましたが、今年は安定させるために電気のコードを土に埋めるやり方を試しています。
そして肝心の種発注、肥料播き、作付けを社員さんと相談しながら少しずつ始めていきます。

夕食を食べながら、
「やっぱり仕事した後の食事は美味しいね」
と言った旦那。
身体を動かしたし少しずつまた前進していってるのが心地いいみたい。
十分休めたからそんな気持ちになっているのかも。
去年の初冬に植えた玉ねぎの苗。越冬もうまくいってピンと伸びた玉ねぎ苗を見てると嬉しくなります。
おかげで仕事モードのスイッチが入りました。

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