2019年9月 1日 (日)

毎朝カレー

怒涛の夏に突入すると、とにかくエネルギーを使うので食事にとても気を使います。
なんせ朝4時から動きっぱなし、そして炎天下、身体を酷使する季節です。
熱中症にも気を使いますし(経口補水液、塩飴は常備)エネルギー切れにならぬよう、カロリーもある程度高く
ないとダメなのです。
若い頃はとにかくヘルシーな食事を心がけていた私は、飲食店で「スタミナ丼」とか「揚げ物三昧定食」とか
なんで存在するのか不思議でした(笑)カロリーは少なければ少ない方が良いという観念でしたから。
でも農家の嫁になって、とにかくカロリーを・・・!というのが身に染みています。
ブルーワーカーは、このカロリーが無いともたないんですよね。身体が。
カロリー重視とは言え、脂っこすぎても良くないし、炭水化物過多でも良くない。。。
すごく気を使います。倒れられると困るので。
こういう時、栄養士さんはいいんだろうなーと思ったり。(栄養士目指していたので独学では勉強しましたが・・・)
でも旦那は栄養士の資格を持ってますが、あまりバランスを気にしてません(笑)食べたいものを食べたい派。

特に朝ご飯が重要で、早朝から昼までの時間が長く重要な収穫作業がメインなので空腹にならぬよう、しっかり
食べないともちません。
我が家は2年前から夏の朝ご飯はカレーと決めています。(イチローさんもそうしてるとか?)
カレーならご飯も進むし、脂もありますのでカロリーがあります。野菜もゴロゴロ入れられるし塩分もあります。
そして何よりささっと食べられる。
市販のレトルトカレーは脂っこくて重い、と言うのでなるべく手作りにしていますが私だってこの時期忙しい・・・。
しかも夏のカレーって傷みやすいから大量に作っておけない~(ノД`)
そんな時はレトルトに頼ってますが。
ほぼ1か月くらい毎朝カレーですね。
今年のお気に入りはもち麦を入れて炊いたご飯にカレーをかけることだそうで。
プチプチして美味しいのだそうです。


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朝、カレーにすると夜ご飯はカレーにしにくいので、献立考えるのが面倒なのが難点。。。







2019年6月29日 (土)

カブちゃん♡

今年も採れましたよーー
真っ白なかぶちゃんが(^^♪

Kabu2 Kabu

 

毎年人気のこのかぶ。
なので年々栽培する量を増やしております。
今年も相当増やしたらしい。
毎日「かぶ洗い機」がフル稼働です。

今年は佐久穂町に学校が増えたので、(前記事参照)給食も当然増えました。
なので必然的に私たちの出荷量も増え。
そして少しずつファンもついてきて、直売所で「いそべさんちのカブありますか」と
お問い合わせも頂いたようで・・・。
有難い限りです、本当に。

そして今年はなんと6月に軽井沢で行われたG20関係閣僚会合後の会食にうちの
かぶを使った料理が出たのだとか!!
いつも取引している軽井沢のホテルの料理長が、その会食の担当になったとかで
使いたいと言ってくれ・・・。
ひぃ、一気に国際化!嬉しい!
日本(信州)の野菜の美味しさが伝わればいいなーと思います。
その他、フランスで活躍していた出張料理人さんもうちのかぶを気に入ってくださり
毎週のように買いに来てくださいました。
その方曰く、フランスのかぶは煮込んでも煮崩れないようなかたいカブが主流なの
だそうで、日本のこの果物のような柔らかくジューシーなカブを食べると皆さん
驚くのだそうです。
これまた「今日はシンガポールのお客様に提供します」なんて言っていたので
今年は随分いろんな国の人に食べてもらえてる気がします。

カブは暑いと美味しくなくなってしまうので、あともう少しでおしまい。
暑いときにこのじゅーすぃーなかぶ漬物が食べたいところなのですが。。。
なかなかうまくいかない(>_<)
次は秋に登場します。かぶちゃん。

2019年6月24日 (月)

佐久穂町に新しい学校が出来ました。

今年、佐久穂町には日本で初めてのイエナプランスクールが開校しました。
高速が開通したり、学校が出来たりここ最近なにやら佐久穂町が賑わっております。
あまり聞きなれない「イエナプランスクール」
イエナプラン教育とは?
「イエナプラン(Jenaplan)教育」とは、ドイツのイエナ大学教授ペーター・ペーターゼンが生み出した、
子どもたちの個性を大切にして対話を重視する学校教育。異なる年齢の子どもたちがいっしょに学習する
このやり方は、特にオランダで人気を博しているそうです。

そんな学校が佐久穂町に!しかも日本初!
教育にアンテナを張ってらっしゃる親御さんはいち早くその情報を知って、佐久穂町に移住してきたりで
佐久穂町も賑やかになりました。
学校が1つできる事によって、随分町は活性化します。なんせ子供だけでなく家族が動きますからね。
移住者が増えるという事は、単純に人口も増えますし、仕事も必要になったり家も必要に。
ただで少ない佐久穂町の賃貸居住は一気に全て埋まってしまいました。
学校に近い佐久穂町に住みたくても、家がないという事で佐久市に行っている方もいるそうです。
空き家はたくさんあるのだから、リノベーションして使えるようになったら佐久穂町に住んでくれるのにね。
もったいない!
行政とか、空き家をお持ちの方は今からでも少しそこを考えてみたらどうかしら。。。
佐久穂町は毎月人口調査をして役場で開示していますが、右下下がり・・・。残念ながら毎月人口はマイナスです。
ご年配の方が多いから仕方がないのかもしれませんが少し寂しい。
学校が出来たことによって、毎年毎年県外から移住者が増えるといいなあ!(^^)!

移住してきたばかりの方が、皆さん口をそろえて言うのは
「野菜が美味しい」
という事。新鮮なのはもちろん、水の豊富さ、気温の寒暖差でやっぱり佐久穂町は野菜が美味しく育つ土地です。
「直売所で新鮮な有機野菜が手ごろな価格で買えるのが嬉しい」という方もいました。
これは我が家もより頑張ろうと思った言葉でした。地道に野菜を出荷した甲斐があります。
給食にも有機野菜出ますよ~~

まだ始まったばかりなので、詳しくはわかりませんが何かステキなにおいのプンプンするイエナプランスクール。
我が子も来年は小学生なので、ちょっと迷います。
町立の小中学校もそうだけど、今回のイエナプランスクールは町全体が応援して支えている学校。
なんかいいよなぁ~



2019年4月28日 (日)

野菜好きの子供

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今期の出荷、トップバッ ターは春菊です。
コープ自然派さんと契約していたので、2棟あるハウス両方とも春菊を作りました。

やっと待ち望んだ自分の所の野菜です。
冬場の野菜はスーパーにお世話になっていたので、これからは自分の所の野菜を嫌というほど
食べられるので楽しみ。。。


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春菊は子供たちも大好き。
特に天ぷらにするといくらでも食べてくれます。
苦みが無く、サクサクした食感が好きなのかもしれません。
春菊は加熱しないほうが苦みがなく美味しいのでサラダにも。
世間の春菊=苦い という方程式は取っ払ってほしいなあ。
新鮮な春菊は苦みは感じず、香りがあって美味しいのです!!

おかげさまで子供たちは野菜の好き嫌いなく育ってくれました。
その日の気分で食べなかったりする野菜もありますが、基本的には野菜はなんでも食べます。
給食でも野菜は残さず食べている模様。
5歳児担当の先生、2歳児担当の先生、双方ともに「野菜なんでも食べられてすごいですね!
給食を盛るときに考えずに盛れるので助かります(笑)」とお褒めの言葉も頂き・・・。
「さぞ美味しい野菜が食卓にのぼっているのですね」
とまで言ってくださいましたが、子供=野菜嫌いという訳ではないと思います。
「この野菜、お父さんが作ったんだよ」
これ、魔法の言葉です!!
従業員さんも「この野菜、お母さん収穫したんだよ」と言ったら、お子さんが食べだしたとか。
野菜を身近に感じる事、親が美味しいと言って野菜をたくさん食べる事、新鮮な野菜を使う事
で随分好き嫌いが減るんじゃないかしら。
もしくは食べず嫌いだったりね。

我が家は「これお父さんが作ったんだよ。そしてお母さんが袋に詰めてね。食べてくれたら
嬉しいなあ」という言葉でどんどん誘導して(?)食べるように。
しまいには、子供自ら「このしいたけもお父さんの?」と言い出し、農閑期で私たちの野菜がない
時の食卓の野菜(スーパーの)まで「これお父さんのだよね!食べよーっと」と言い出して。

子供の時に食べていたものは、大人になっても食べられるはず。
今期は今まで以上に給食に野菜を出荷することにも力を入れたいと思っています。
せっかく佐久穂町は新鮮な野菜がそばにあるのだから、この町の子供たちは野菜好きで
いてほしいなあ。

2019年4月25日 (木)

美味しいものはどこにある?

冬休みは東京にしばし帰っておりました。
旦那はお友達にも会いたいし、
野菜を買っていただいているお店にもご挨拶に行きたいし。
そして私は数年ぶりに表参道へ。
知人が表参道で美容師さんをやっているので、そちらで髪を切ってもらうのとついでにすこし東京をウロウロしました。
お上りさんのようにキョロキョロです(笑)原宿で働いていたこともあったので、以前はよく歩き回っていた原宿、表参道界隈も今では
「わー!すごいなー!素敵なお店がいっぱい並んでるなぁ!」とドキドキしてしまう場所になってしまいました。
雑誌に載ってたチョコレートショップ、新しくできたカフェ、ブランド物のショーウィンドーを見るのも新鮮です。
久しぶりに好きなベーグル屋さんでまとめ買い。
あっちへこっちへウロウロしました。ちょっと歩けば次の町へ行き、すぐ電車も来るし行きたいところにすぐ行けます。それが東京のよいところ。

子供たちをお願いしていたので好きなように動き回って東京を楽しみました。
楽しくてまだ色々お店に入ってみたい!と後ろ髪惹かれても、今は長野から東京に戻りたいなーとは思わなくなりました。
たくさんお店はあって楽しいのですが、逆にありすぎてよくわからなくなります。
流行の最先端のお店はまず東京に出来ます。生クリーム専門店だったり、パンケーキ専門店だったり、カラフルなスイーツのモンスターカフェだったり、フランスの三ツ星シェフのお店等々。
食べてみたいなーと思うけど、毎日は食べないと思う。きっと美味しいんだろうけど、毎日は食べない。
その点、長野の今住んでいるところは毎日食べるものが美味しいと思う。
水・空気・野菜・お米
意識せずに口に入れているものが美味しい。
これは有難いです。結構贅沢です。
それに加えて、近所に1件だけでも美味しい飲食店があったら他の美味しいものを欲さなくなるんだよなー。
美味しいものは、質は違うけど都会にも田舎にもある。
今の私は美味しい最先端のお店が集う東京にはいないけど、美味しいものに囲まれていると思っている。

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東京にある好きなベーグル屋さんのサンドイッチ。サンドイッチというより野菜(笑)
東京に行ったら買う楽しみになっている。

2019年4月22日 (月)

ジャガイモ

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4月10日現在のジャガイモです。
8月に収穫したので、8か月目の貯蔵ジャガイモですね。
ジャガイモはでんぷん質なので、置けば置くほどでんぷんが糖に代わって甘くなります。
なのでこの時期のジャガイモは本当に美味しい。
ジャガイモは保存しておくと芽が出ちゃったりで、ちょっと見た目が悪くなり捨てがちですが・・・
芽はとっちゃえば毒はないので、捨ててはもったいない!せっかく時間が美味しくしてくれているのに!
今は新ジャガが出回る季節ですので、スーパーの店頭には新ジャガのみでひねジャガイモは姿を消してしまいました。
新ジャガも美味しいけれど、甘みがあってねっとりしてるひねジャガイモは根強い人気。
新ジャガは荷崩れやすいですしね。
カレーなどにはやっぱりひねジャガイモですよ(^^♪
我が家も農家の特権で、ジャガイモはたっくさん保存してあるので地道に食べてます。
それでも余ってしまうので直売所でも売っております。
スーパーには「新」しかおいてなくて。。。というお客様が直売所に買いに来て、売れているみたいです。
もちろん品種によっては貯蔵性が悪く、傷んでしまうジャガイモはありますが、うまく保存しておけば今年の新ジャガが出来るまで残ってくれて通年ジャガイモは食べられる事になりますね。
それにはやっぱりムロです!ムロが必要!!

2019年3月29日 (金)

女子会もやったりします

冬の楽しみと言えば、東京に帰ってゆっくりするのもそうなのですが、農家奥様女子会が開かれるのも楽しみの一つです。
佐久穂町は新規就農者が多くて、私たちみたいに移住して農業を始めた方がけっこういます。
そんな農家の奥様達だけで開催される女子会。同じ境遇にいる方たちばかりのトークは「わかるーーー」という事がたくさんで本当に癒されます。先輩ママさんたちでもあるので、子育てに関しても教えていただくことが多々あり。
皆さん、生まれは佐久穂町ではないので佐久穂町に越してきてからの大変だったエピソードなんて言うのは、本当に同じで。

冬場はさ、まず洗濯機を解凍するところから始まるよね

あああ、うちだけじゃないんだー。皆、同じような目にあってるんだーーー。
ホッとします(笑)
越してきてすぐは大体皆さん古い古民家を借りてからのスタートなので、大変な目にあってから農業で成功して、今はちゃんとおうちを建てています。
寒い古民家では、夜ご飯の準備のために冬、野菜を切っていると切っている傍から凍ってまな板にひっつく、という方もいました・・・。あまりに古い古民家すぎて、両親が遊びに来てショックを受けて両親が旦那さんに怒鳴った、という方もいます。
それでも今は暖炉付きの立派なおうちを建てて、快適に住んでいらっしゃいます。
我が家も同じような道をたどれればいいなあ。

先輩農家さんの後を追うように、我が家もとうとう古民家とお別れする時期がやってきたかもしれません。
冬の寒さからも解放されたいし、それ以前にだいぶ今お借りしている古民家では手狭になってきました。
ありがたいことに年々作物の栽培する量が増えてきて、注文もたくさんいただいているのでストックしておく場所が足りないのです。
寒さの厳しい佐久穂町で、冬場の野菜の貯蔵スペースはかなり重要な部分。如何せん、氷点下20度近くになるので氷点下にならない場所をある程度確保しておかないと、野菜は全てダメになります。
今は仕方がないので、野菜用1坪冷蔵庫を冬の間はヒーターをたいて保管庫にしておりますが・・・。
一坪じゃ、保管できる量も限られます。
本当はもっともっと作りたくて、そしてもっともっと欲しいという需要もあるのに野菜が冬を越せないという理由で断念。
それじゃあちょっともったいない。
氷点下にならない保管場所と言えば、もう地下ムロです。
地下ムロを作るには、土地を買わないといけない。(自分の土地じゃない借りてる土地にはできませんので・・・)土地を買ったら上に家も欲しい。
色んな要素が集まって、我が家もマイホームという夢が少しずつ現実味を帯びてきました。

2019年3月11日 (月)

不満はないよ、佐久穂町

引っ越してきた6年前、近くで工事をしていて 高速道路を作っているらしいという情報。

高速道路!?こんな近くに?そんな簡単にできるもの?まだまだ先の話でしょう?
なーんて思っていたら昨年の5月に完成して開通した!!!
我が家から信号もなく車で3分くらいの所にある、佐久穂I.C。
楽です。本当に助かります。
今まで30分以上かかっていた、佐久平の駅にもずいぶん早く行けるようになりました。
佐久平の駅は新幹線も止まるし、大きい街なので病院も多く子供たちの大好きなイオンもあるのでよく行ってました。
でも以前は往復1時間はかかっていて、ガソリン代もバカにならず。
なので、本当にありがたい!しかも無料区間なので、高速といっても普通の道と変わらないような。
ああ、越してから随分周りも進化して便利になったと思う。
ずっと東京にいて、何でも歩いたり電車で用事は済んじゃう便利さや新しいものはすぐに目に入るような環境にいたりして、最初は自分は大丈夫だろうか、やってけるだろうかと思ったけれど今年の4月で長野県民7年目に入る。
正直、この環境に何にも不満はないのです。
子供が小さいので、病院のお世話になることは多くてすぐに病院にかかれる、というわけにはいかずにそれは少し心配だったけど、高速が出来たおかげで解消されました。
(佐久穂町は耳鼻科や眼科がない)
実家の父も、高速が開通して来やすくなったことをとても喜んでいます。
ちょっとスーパーに行けば○○さんに会い、役場に行けば知ってる顔に会い、どこに行っても顔見知りの人が増えました。
もう7年もいるんだものねえ。
いつの間にか佐久穂町初心者ではなくなっていた!!!
この日記を書き始めたときは、誰も友達がいなくて旦那が仕事の時は一人でパソコンに向かう事が多くてブログに記していた。
それがねぇ。移住してくる方たちに私が佐久穂町を案内する立場になっちゃったよ。
ブログのタイトルの「猫を連れて農家になるまでの日記です」とかいうのは書き直さなきゃだね。
もう農家になっちゃってるし。今年で6年目だし笑

2019年3月 6日 (水)

今期も始まります

3月に入り、今期も少しずつ準備にとりかかっています。

今年は例年よりも暖かい気候が続き、お休みモードだった旦那もそわそわ。
「そろそろ種をまかなければ!」
暖かくなるとそんな気持ちが沸き上がってきます。
農閑期はありがたい事に、しばし羽を伸ばせました。
会いたい人に会え、東京の刺激を受け、やっぱり自分の所の野菜が食べたいなーーー
そんな気持ちになってきたら仕事開始です!
3月と言ってもまだまだ佐久穂町は寒いので、まずはハウスの中での栽培から始めます。
冬の間にハウスにぎっしり育った作物も、全て売り切って片付けちゃいます。
トラクターで耕して、土をふかふかにしてから「太陽熱をかける」という作業をまずやります。

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厚手のビニール素材の生地を畑一面に敷いておき、しばらくおいて太陽の熱をがんがん吸収するようにしておきます。
ハウスは密閉すれば太陽の熱だけで、ハウス内の温度はどんどんあがっていきます。
そうすると土の温度は上がっていき、雑草の種が死滅するので除草剤を使わなくても済むんです。
これぞ自然の力。そして知恵!!
この方法を知ったときは結構感動しました。
ハウスだけでなく、露地の畑にも利用する方法です。
私たちは薬を使わない農業をしているので、除草剤でなくこういういった方法で雑草の対処をしています。
まあ、100パーセントではないのですけどね。(全く雑草が生えないわけではないです)

その他、苗を作るための温床づくり。
以前は糠などを入れて、発酵させて温床の温度を上げるやり方をやっていましたが、今年は安定させるために電気のコードを土に埋めるやり方を試しています。
そして肝心の種発注、肥料播き、作付けを社員さんと相談しながら少しずつ始めていきます。

夕食を食べながら、
「やっぱり仕事した後の食事は美味しいね」
と言った旦那。
身体を動かしたし少しずつまた前進していってるのが心地いいみたい。
十分休めたからそんな気持ちになっているのかも。
去年の初冬に植えた玉ねぎの苗。越冬もうまくいってピンと伸びた玉ねぎ苗を見てると嬉しくなります。
おかげで仕事モードのスイッチが入りました。

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2019年1月26日 (土)

寒さ自慢

Samui

来ました、冬が。寒さが。

毎年覚悟をしないと乗り切れない佐久穂町の冬です。
だって氷点下2ケタって東京にずっと住んでた私には今まで経験したことのない寒さ。
小さいころテレビで「バナナで釘を打つ」とか氷柱の映像を見て、自分とは違う世界の映像だと思って見てました。だから驚きがあった。「おーーーすごい!!」と。
それがこちらでは日常の事。
引っ越してきた当初は、あまりの寒さに毎日頭痛がして辛かった・・・。家の中でもダウンを着てカイロを貼って、ニット帽を深くかぶって。標高も高いので空気も若干薄いのかとにかく生きた心地がしなかったですね(笑)
家にいても気密断熱Oの古民家なので、全く寒さから解放される時はなかった。今は慣れましたが。。。
土壁ですので、外と家の中と気温差0です・・・
外が氷点下なら、家の中も氷点下。
猫の飲み水も一晩経てば凍ってしまいました。ウェットフードもカチカチです。
台所も朝行けば液体洗剤、洗った食器、手拭きタオルがガチガチ。温度計を見ると-3℃です。
え、別に1週間留守にしてたわけじゃないよね?昨晩ストーブ炊いて、ご飯作ったりして20℃くらいまであったよね?
一晩でそんな凍る?っていうくらい寒さが尋常ではないのと、気密性がないので短時間で外と一体化している家に驚きです。
断熱気密のしっかりした家にお住いの方の話では、夜に薪ストーブを焚いて25℃くらいになって寝る時に消しても、次の朝余熱で20℃前後あるそうな。
なんて事!羨ましい!朝、快適に起きれるなんて幸せ以外の何物でもない!!
夜、食事をして残ったおかずを冷蔵庫にしまうのは、傷むからじゃないんです。凍るのを防ぐために入れるんです。
もはや冷蔵庫の中の方が暖かいというか。。。
朝、一番先に起きる私は、まず先にダウンを着込み台所へ。氷点下の台所を解凍するところから始まります。
昨晩に洗っておいた食器は水滴でガチガチにくっついてしまうし、台所スポンジもパリパリ。液体洗剤も凍っておりますし、せっけんは冷凍障害を起こしてボロボロになっています。
雪山で食事してるのかな?と思われそうですが、私はダウンを着て白い息を吐きながら台所でストーブの直近で朝ご飯を食べます。
そして部屋が温まってきた頃に子供たちを起こします。

お風呂も悲惨です。
一晩たてば前日の水滴が凍ってしまうからです。
シャワーも凍るので、蛇口をひねってもすぐにお湯は出ません。毎日ペットボトルにお湯を入れて蛇口のそばに置いてタオルでまいておきます。
そうしないと蛇口が凍って破裂して壊れてしまいます(数回壊してます)
ひどいときは、床一面が凍ってしまいスケート場になってとてもじゃないけどそこで身体を洗ったりできなくなった事もあります。如何せん北側にお風呂があるので、日差しが入らないのです。
凍った床に、暖かい湯船の浴槽・・・ってなんの罰ゲームなんですかね。
こんな寒い家にもう6年も住んでます。
格安で貸していただいているし、自由に使えるから助かってはいるのですが冬が長いこの土地で、この寒さはそろそろ限界。
洗濯機も毎日解凍してからじゃないと使えないし、我が家は石油ストーブなのですが、とにかく石油の消費量が激しい。
家が温まらないからどんどん使って、その熱は逃げていく一方なので本当に効率悪く、環境に悪いことしてるなーって感じです。その場しのぎというか・・・。
夫婦二人だけなら耐え忍んで1つの部屋に籠りっきりで冬を過ごすかもしれませんが、子供は遊びたい盛りなのでどの部屋にも行くし、靴下嫌いですぐ脱ぐし、ふすまをぴちっと閉めないから部屋も温まらないし、布団は蹴飛ばすしで風邪をひかせないかと毎日ひやひやしている私なのです。
裸足で廊下に出るという事は、我が家では自殺行為だと思っております(笑)廊下は氷点下ですので。
「ほら!!裸足はだめ!!壊死するよ!!」と叫んでしまっています。
案の定、子供たちはしもやけになっています。
暖かい家なら、もっと怒鳴らずに子供たちと冬過ごせるのに。。。と何度思ったことか。

そんな私たちですが解決策が出てきました。
家を変える事です!!!
つづく

Samui2 水道をひねってコマ撮りで撮ったわけではありません(笑) 

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